「幻想工房」の雑記帳。 管理人の頽廃的でデカダンな日々を赤裸々全裸に記録
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『アスラクライン 7 凍えて眠れ』 読了
2007-05-12 Sat 04:06
『アスラクライン 7 凍えて眠れ(三雲岳斗・電撃文庫) 読了
asura07
やや冗長・散漫な中盤までの展開を吹き飛ばす、終盤のクライマックス!
・・・ただ、その結末は・・・
何のかんので、もう7巻目の「アスラクライン」シリーズ。
雨後の筍の如く、巻ごとに続々と新キャラが登場してきたが、今回は鳳島蹴策のみ。
嵩月組の皆さんを除けば初の男性型"悪魔"。かつ「鳥(鳳)」姓のキャラということで、これで「花鳥風月」の高位"悪魔"の一族が出揃って(・・・華島 ・・・鳳島 ・・・風斎 ・・・嵩月)いたりとか、何気に重要なキャラである気がしなくもないが・・・ 実態はただのロリコンと言おうか何というのかな、これ。
作者曰く、「ターニングポイント」ということで、キャラを増やすのではなく、ここからは掘り下げて、ストーリーを収束させていこうという意図が働いているのだろうか。
表紙イラストでも判る通り、今回のメインは佐伯ファミリー
思い返せば、佐伯玲士郎は主人公・智春と嵩月奏の接近を警戒(理由は後述)するあまり、嵩月を排除しようとする立場であったため、シリーズ序盤では主人公たち科學部の最初の敵であった。その佐伯玲士郎が智春や嵩月に対して真摯な信頼を寄せれば、負けじと妹の佐伯玲子もこれでもかとツンデレぶりを発揮する。ただ、一番印象に残ったのは玲士郎の駆る"機巧魔神"(アスラマキーナ)"翡翠"の"副将処女"(ベリアルドール)たる哀音だろうか。
佐伯家のお茶会で見かけた写真― 玲士郎・玲子兄妹と一緒に写る快活な少女。だが、玲士郎の側に佇む哀音の姿はあまりに儚くて―
つまらなくはないがややまとまりを欠く序盤から中盤に対し、終盤に用意されたクライマックスはいやがおうにも盛り上がる熱い展開。"魔神相剋者"(アスラクライン)たる加賀篝との戦闘、そして智春の"黒鐵"と玲士郎の"翡翠"がそれぞれの特性を活かす活躍を見せ、惨事は回避されるのだが・・・
機巧魔神を駆動させる魔力は副葬処女の魂を代償とする。生け贄たる副葬処女は己の魂を消費し、演操者(ハンドラー)に応える。"翡翠"の膨大な魔力を放出する代償として哀音は消滅し、玲士郎の右手には元演操者(エクスハンドラー)の烙印が刻まれる。
消滅することを知りつつ、"翡翠"の力を使う様に促した哀音。誰よりも大切なパートナーが消滅した悲しみを噛み締めつつ、涙は見せない玲士郎。それを見守るしかない智春は・・・
実は、このラストはサブタイトル「凍えて眠れ」からある程度予想がついていた。それでも、最後の数ページはページを繰るたびに何とも言えない狂おしい思いを味わえた。シリーズのファンとしては大いに満足できた内容だった。

蛇足


今回の一件で、奏お嬢様が智春が"黒鐵"を使って戦おうとすることを極力止めようとした理由がようやく判明したことになる。奏としては智春と"契約"(コントラクト)することによって、自分自身の強化と"使い魔"(ドウター)の召喚を望むだろう。また、既に演操者である智春が悪魔との"契約者"(コントラクタ)になれば、それはすなわち魔神相剋者の誕生を意味することになる。魔神相剋者となれば、"慟哭する魔神"(クライングアスラ)状態を引き起こすことで、"黒鐵"の負担を軽減して操緒が消滅しなくても済む、という奏の意図があるのだろう。
・・・が、契約者の心が離れてしまった悪魔は非在化するリスクを負うことになる。

まぁ、何が言いたいかというと思いやりに溢れた奏お嬢様萌え ってことだが(お
しかし、奏お嬢様は智春と"一巡目の世界"の記憶を共有する仲なのだが、操緒は今回でますます薄幸度が増してきた様に感じる・・・ 作者自身も「薄幸のヒロイン」と断言しているので、ちょっと操緒が不憫になってきた
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