「幻想工房」の雑記帳。 管理人の頽廃的でデカダンな日々を赤裸々全裸に記録
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『ソードワールド2.0 剣をつぐもの1』 読了
2009-05-23 Sat 08:43
『ソードワールド2.0 剣をつぐもの1』(北沢慶・富士見ファンタジア文庫) 読了
sw2.0 novel01
20年目にしてリニューアルされた「ソード・ワールドRPG」のノベル
・・・どうしても点数が辛くなっちゃうのは、年寄りの宿痾か
まず、ライトノベルとしては普通に「及第点」といえる。
特段拙い点がある訳でなく、また特段秀でた点もない。著者のかつての作品シリーズである「ドラゴン大陸興亡記」シリーズに比べると、文章や言い回しにソツが無くなったことと引き替えに、尖った部分も無くなってしまった感もある。また、気になる点としては、作品全体としても力押しのパワーゲームの傾向が強かったことか。強力な助っ人であるダリウスとそれに対抗する黒幕の存在がそうさせているのだが・・・ もう少し主人公たちに知略や機転を求める展開になっていても良かったかも知れない。
(例えば、黒幕の正体を見抜けるようにするなど)
ただ、異世界冒険譚に相応しく基本に忠実な「ボーイミーツガール」で、今後の大冒険の「序章」となっていることや、ルールブックに登場したマグダレーナ・イェイツ将軍が登場したりと、今後の「ラクシア」世界展開への布石としては無難な出来・・・ なのかも知れない。

だけど、旧版ルールの「アレクラスト大陸」を舞台とした作品と比べるとイマイチ感が拭えないのも読後の正直な感想である。著者の力量に問題はないハズである。「グレートソードは筋肉娘の夢を見るか」(『ソード・ワールド短編集 集え!へっぽこ冒険者たち』収録)での良い意味でのぶっ飛び具合を考えれば、どうしても考えがたい。
では、別に原因を求めるとすれば・・・
そもそもこの「ラクシア世界」というより、「ソードワールド2.0」の世界観自体がゲームとしては優秀でも、シェアードワールドの舞台設定に不向きなのではないか? ということに思い至る。そう考えれば、旧版のアレクラスト大陸がいかに優れた世界設定であったのかを痛感する次第だが・・・ これは、老人の繰り言かも知れないが。ただ、旧シリーズの傑作「死せる神の島」などに比べると物語としても弱いし、ゲームシステムの「死角」を主題に採ったゲームノベルならではの味わいを見せていた「見えすぎた目」と比べても切れ味に欠ける、何とも中途半端な出来具合の様な・・・

主人公のアレクくんは斜に構えたところはあるけど基本的には熱血漢でヘタレじゃないし、ヒロインのリリアンナも凛々しさ・愛らしさが感じられ、キャラクターは悪くないだけに少し残念だったかも。今後に期待と言うことで
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