「幻想工房」の雑記帳。 管理人の頽廃的でデカダンな日々を赤裸々全裸に記録
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『薔薇色にチェリースカ』 読了
2007-10-18 Thu 03:14
『薔薇色にチェリースカ』(海原零・集英社SD文庫) 読了
barairo01
「銀盤カレイドスコープ」でヒットした海原零先生、期待の新シリーズ
・・・だが、前シリーズほどのパワーが感じられないのが・・・
欧州の小国・エルザ共和国の伝統ある名門校、マシュテバリ学園に留学した綺羅崎ヒロ。しかし両親を失い、後ろ盾を持たぬヒロは妹の神学のために横暴な理事長ギルコの"犬"として、慣例的に強力な自治権を有する"優生会"(生徒会)への工作活動に従事させられていた。そんな中、優等会主催の仮面舞踏会に忍び込んで乱闘騒ぎを起こしたヒロは幼なじみの乱流真希と際会、そしてチェリースカと名乗る白蛇へと化身する美女に出会い、優生会メンバーとの決闘に応じることになってしまって・・・
といったあらすじ。
古い伝統を持つエルザ共和国の歴史や、閉鎖的なマシュテバリ学園の内情、特権的な優越感に浸りきっている優生会の面々の描写にかなりのページが割かれており、各キャラクターの描写や盛り上がる展開は不足気味と言える。総じて、読んでいて山場・見せ場に乏しい。致命的なのが、強力なキャラクターが不在である点か。前シリーズ「銀盤カレイドスコープ」はとにかくキャラクターが個性的であった。中でも主人公・桜野タズサは傲岸不遜でありながら誇り高く、それでいて時折弱気な部分を見せるなど圧倒的な存在感を放っていた。つまり「銀盤カレイドスコープ」の成功は個性的なヒロインたちに負うところが大きかったのだが、この「薔薇色にチェリースカ」シリーズにはタズサに伍する様な魅力的なキャラクターがいないのが痛かった。ヒロもチェリースカもキャラクターが薄く印象に残らなかったのが残念。敢えて挙げるなら、健気で頑張り屋の乱流真希が魅力的、と言えるかも知れないが・・・
チェリースカの目的や、彼女が怯えを見せた優生会会長ウィリアムの存在、野心に燃える理事長ギルコなど、まだシリーズを通しての謎が残されており、評価を下すには早いかも知れない。ただ、滑り出しの現時点では、期待していたほどの面白さがないことも事実だ。
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