「幻想工房」の雑記帳。 管理人の頽廃的でデカダンな日々を赤裸々全裸に記録
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『黄金の魔女の棲む森 聖なる漆黒の獣』 読了
2007-07-10 Tue 02:57
『黄金の魔女の棲む森 聖なる漆黒の獣(麻木未穂・徳間ノベルスedge) 読了
golden witch04
続くサーサーン朝編 シリーズ第四巻
歴史ファンタジーというより、ほぼ完全にファンタジー
帯の煽り文句は「ファンタジー度、大幅にアップ」
う~ん、アップしすぎて完全に歴史部分が駆逐されてしまっている様に感じられる。
これまでも通常の物理法則や因果律の通用しない出来事はいくらも起こってきていたが、それらはあくまで超自然現象であって人為的に引き起こされたものではなかったのだが、この巻からペルシアの妖術師こと、サーサーン朝の七支族の一つスパンディヤード家のミフル・ナルセ公子が登場し、呪術を用いてストーリーに大きな影響を及ぼすようになった。
まぁ、時代小説でも密偵とか忍者とかが過剰に活躍すると途端に面白くなくなったりするのものだが、呪術をよくするミフル・ナルセの登場はこれに近いものがある。ペルシアの怪しげな呪術の使い手として、要所要所でアクセント程度に物語に影響を与えるならまだしも、ほぼフリーハンドで瞬間移動とか、ヴォルグス(暗殺用の土人形)を使われてしまっている所為で、ストーリー構成そのものもかなり大味になってしまった感がある。1巻の構成の美しさと比べるべくもない様にも思うのは私だけだろうか。
この巻のキーとなるのは、所有者に大いなる力をもたらすとされる「時の涙」。ヤズダギルドに対抗意識を燃やすミフル・ナルセや、それを阻止せんとするアスパーフバッド家のファルハードやシフだったが、結局「時の涙」は意外な人物の手に帰することになる。
キャラ回りでは、心身共に徐々に女性らしくなってきたシフに、新キャラの色男ファルハードが絡んでくる感じ。前巻でレギウスと絡むシャフルナーズが登場したから、それに対応するキャラなのだろう。とりあえず、シフの眼中には入っていない様子だが。というより、シフはレギウス一筋だから。ただ、そのレギウスの活躍はほとんど無し。てか、ほぼ「囚われのお姫様」状態。二人の掛けあいが好きという読者には辛いところ。その埋め合わせのためか、前巻に引き続いてヤズダギルド公子とスタウロスの漫才は絶好調。この二人のファンは、なかなか楽しめたのではないだろうか。

既刊
1巻 2巻 3巻
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