「幻想工房」の雑記帳。 管理人の頽廃的でデカダンな日々を赤裸々全裸に記録
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『二四○九階の彼女 II』 読了
2007-06-24 Sun 15:48
『二四○九階の彼女 II』(西村悠・電撃文庫) 読了
f2049-02
シリーズ完結。う~む、評価が覆ることはなかったか・・・
だいぶ小慣れてきたが、やはり文章力に課題があると感じた。
かなり日本語に寛容な俺でも、違和感を覚える部分が多かったように思うので、そういう部分を気にされる方や、深読みされる方には結構耐え難いレベルかも知れない。もちろん、それを補いうるプラスの部分も少なくはないのだが・・・
考察っぽいことは前巻でやったので、今回は個評のみ

「七三五階の闇」
光なき世界で、光を求めるのは・・・
展開が極めて読みやすかったと言うか、もう一ひねり欲しかった。
光のない世界での立ち回りなんて、ほぼ不可能だろう・・・ とか思ったりしないでもないが、バトルでの駆け引きそのものはなかなか面白かったのではないだろうか。

「二一三階のパズル」
息抜き的なショートエピソード
短いなが、なかなかスパイスが利いていたと思う。

「一二四四階の競争」
一気に階層が上がったことから分かる通り、過去話。
なぜ、サドリはカエルを連れているのか、コーヒーを愛飲しているのかが明かされる、いわゆる「エピソード0」もの。こちらも競争社会についての批判めいたものが隠されており、もう少し煎じ詰めればもっと味のある短編になった様に思う。まぁ、そういう細かい理屈は抜きにして、サビちゃん萌え~、とか思っていれば幸せになれそうな予感。
しかし、カエルの話し方はサビそっくりなので、彼女の思考・人格の一部がカエルに受け継がれている、と考えたくなってしまうんだよね。カエル自身、「九○○階のカエルの国」で自分のことを「美少女」だと言っているので、コンピュータ人格的には女性っぽいし。

「一八六階の列車」
こちらも寓話的な面が見え隠れしており、悪いお話ではなかった。
・・・が、事実上のトリに持ってきた意図については、図りかねるとしか言えない。
エピソードの配列を見直せば、もう少し何とかなったような・・・

「二四○九階の彼女 二」
表題作?
ついに塔の外へと到達したサドリたちだが・・・
いや、解釈をぼかしたエンディングというのは嫌いではないけど、エンディングそのものをぼかすというのは、一種禁じ手っぽいもするんだけど・・・ 

何というか、振り返ってみても「惜しい」の一言で総括できる作品。
もう一作読んでみれば、ラノベ作家としての評価を下せそうな気がする。

既刊
1巻 完結
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